勝海舟とビジネスマインド

勝海舟といえば、あの坂本龍馬の師匠として有名かと思いますが、その実力や人柄、そして物事を判断する上でのマインドに優れた人物でもありました。

幕末の日本において、幕府側の人間でありながらも坂本龍馬や高杉晋作、桂小五郎に西郷隆盛といった志士たちとも交流を持ち一目置かれていた勝海舟のマインドは、現代のビジネスにも活かせると言えるのです。

この記事では、そんな「勝海舟という人物の情報を知れば現代のビジネスにも活かせる」というテーマについて解説していきたいと思います。

勝海舟という人物の情報

幕末から明治に掛けて活躍し、近代日本の礎を築いたと言っても過言ではないのが、「勝海舟」という人物なのです。

1823年に江戸で生まれた勝海舟は、幼少の頃から剣術や勉強に励む明るい性格だったと言われています。そして、1829年に11代将軍徳川家斉の孫である初之丞の遊び相手として選ばれ江戸城へ入ります。

剣術においては、直心影流の免許皆伝しており、蘭学や西洋兵学なども積極的に学び、28歳の時には蘭学塾を自ら開きます。

そして、ペリー来航時の31歳時には、幕府に「海防意見書」を提出したことがきっかけとなり、幕臣として取り立てられたのです。

人材育成の重要性や軍艦の重要性などが訴える勝海舟を認める形となった幕府は、勝海舟を長崎の海軍伝習所に派遣して操船技術を学ばせます。

江戸では、開国を執拗に迫るアメリカに折れる形となり「日米修好通商条約」を締結し、これがきっかけとなり勝海舟はアメリカを訪問。

帰国後は神戸に海軍操練所を設置し、幕末の動乱を幕臣として活躍します。

また、戊辰戦争では新政府軍の参謀西郷隆盛らと談判し、江戸城を明け渡す「江戸無血開城」を実現させたのです。

勝海舟の名言

勝海舟は、いくつもの明言を残している人物としても知られていますが、特に有名なのが以下の2つの名言です。

「行いは俺のもの。批判は他人のもの。俺の知ったことじゃない」

これは、自分の行動は自分で決めることができるが、批判は他人が勝手に決めることだから気にすることではないという意味で放った言葉です。

そしてもう一つの名言が、

「自分の価値は自分で決めることさ。つらくて貧乏でも自分で自分を殺すことだけはしちゃいけねえよ」

という言葉。

これも1つ目の名言と同じように、大事なことは自分が何を決めてどんな行動をしたかで、どれだけ苦境に立たされたとしても、自分の人生を諦めるべきではないという意味です。

時に「雄弁家」とも言われていた勝海舟ですが、その名言からは、現代を生きる人々も「強く生きるヒント」を貰えることでしょう。

現代のビジネスに勝海舟のマインドを活かす

現代のビジネスシーンにおいて、「やりたいことはあるんだけどなかなか行動に移せない」「他の人に批判されるのが怖い」という人は多いかと思います。

現代は昭和や平成初期の頃とは違い、より手軽にビジネスを始めることができるにも関わらず、足踏みしてしまうのです。

心理学的にも、人間は「得をしたい」という欲求よりも、「損をしたくない」という欲求が勝ってしまう習性があります。

しかし、勝海舟の名言のように、ビジネスで成功したいのであれば「批判されても他人が勝手に言ってることだから知らん!」「自分の歩む道は自分で決める」というような強い意志を持って突き進むべきなのです。

自分の価値を自分で決めることができるということは、言葉で言うほど簡単ではありませんが、多くの人が思っているほど「難しいことでもない」のです。

「批判されても良い」「失敗しても良い」という、少しの勇気があれば、自分の価値を自分で証明することができるはずなのです。

まとめ

今回は、「勝海舟という人物の情報を知れば現代のビジネスにも活かせる」というテーマにつて解説してきました。

江戸を無血開城に導いた勝海舟は、剣術や蘭学、西洋兵学などに明るいだけでなく、その強いマインドも大きな魅力だと言えます。

そして、その強いマインドは、現代におけるビジネスシーンにも大いに役立てることができるのです。

ぜひこれからビジネスで成功したいという人は、勝海舟の名言を胸に掲げ、自分らしく挑戦し続けてみてはいかがでしょうか。

 

 

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