ChatGPTに問い合わせの返信を頼んでも、丁寧すぎたり、必要な確認が抜けたりして、毎回書き直していませんか。
先に整えたいのは、文章の言い回しよりも「何を事実として渡し、何をまだ答えないか」です。ひとりで問い合わせを受ける方や、少人数で返信を分担する方に向けて、下書きを作る手順を紹介します。
料金や日程が未確定なら、返信にも確定事項として書かない
たとえば「来週から利用できますか。料金も知りたいです」という問い合わせが届いたとします。利用内容や開始可能日が決まっていなければ、AIに「感じよく返信して」と頼むだけでは、案内してよい範囲が伝わりません。
「確認済みの案内」と「確認が必要な点」を別々に渡します。AIが書いた案内が事実と一致するかを、人が見直せる状態にするためです。
返信を頼む前に、入力欄を4つに分ける
用意するのは、問い合わせ文、確認済みの案内、確認が必要な点、文体・長さの4項目です。
文体は「丁寧に」だけでなく、「あいさつは短く」「専門用語を避ける」「200字以内」のように、見直すときに判断できる条件にします。実際の顧客名や個人情報は置き換え、所属先の利用ルールに従ってください。
コピーして試せる指示文
あなたは問い合わせ返信の下書きを作成する担当者です。 下の材料だけを使い、次の順で出力してください。 1. 問い合わせの要点 2. 返信前に確認が必要な点 3. 返信の下書き(200字以内) 【問い合わせ文】 ここに、個人情報を置き換えた問い合わせ文を入れる 【確認済みの案内】 案内してよい内容だけを入れる 【確認が必要な点】 料金・日程・対応範囲など、まだ決まっていない点を入れる 【文体】 丁寧だが簡潔に。あいさつやお礼を重ねすぎない。 条件: ・材料にない金額、日付、対応の約束を追加しない。 ・未確定の内容を、確定した案内に変えない。 ・追加確認が必要なら、確認事項と返信案を分ける。 ・送信は行わず、下書きだけを作る。
この指示文は、返信を自動送信する仕組みではありません。まず1件で試し、使う業務に合わせて調整します。
下書きは、元の材料と3点を照合する
確認するのは「事実が増えていないか」「未確定の条件が約束に変わっていないか」「相手に次の行動が伝わるか」です。
先ほどの問い合わせなら、必要な利用内容を尋ね、料金と開始可能日は確認後に案内すると伝える形が考えられます。条件が未確定のまま、金額や利用開始日を言い切る必要はありません。
文章が滑らかでも、案内内容の正しさは別に確認します。足りない情報に気づけたら、入力欄や確認項目を直してから、もう一度試してください。
毎回の指示と確認を、自分の仕事用に残したい方へ
業務AIプロンプト設計キット 日本語版は、AIへの指示、出力の確認条件、テスト方法を整理するための教材です。
PDF実践ガイド、編集可能なDOCXワークブック、プロンプト部品集、20件のテストケースを収録しています。20件のテストケースは、返信文20本という意味ではありません。
今回の指示文をきっかけに、任せる範囲と人が確認する点を、自分の業務に合わせて書き残したい方に向いています。買い切り1,980円です。個別コンサルティング、システム実装、AIサービス利用料は含みません。
出力の品質や時短の結果を保証する教材ではありません。まずは上の指示文を1件の問い合わせで試し、設計と確認を継続して整えたいかを判断してください。
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